KENGU-Project
KENGU-Project
新時代ものづくり企業へ、始動。
About KENGU Project2020年夏、KYOEIは新たなプロジェクトを開始しました。
プロジェクトのゴールは当社の主力製品である検査治具を通じた「新たな価値の創造」です。
お客様にとっての価値とは具体的に何を指すのでしょうか。
我々はこうした根本的な疑問に立ち返り、お客様、スタッフ、提携しているパートナー企業様と、
様々な意見を交わし、今後のKYOEIのあるべき姿について知恵を絞り考えました。
本ページは弊社が現在進行形で取り組んでいる様々なプロジェクトの紹介と
10年、20年先を見据えたロードマップとなります。
人材、技術、繋がり。
3つのテーマが織りなすチャンレンジを「KENGU Project」と命名し、
新たな価値の創造に挑んでまいります。そこに、お客様にとっての価値があると信じて。
ナレッジ・マネージメント
Knowledge Management多様なニーズに応えるため、正しい知識と実践的な知恵を養う土壌を。
人を中心に据えた、情報と技術のアップデートを継続的に行える仕組みを構築中です。
おおげさにいえば、仕様書がなくても製作できる…
そんな情報と技術の確立をめざして。
―検具だけにとどまらず、この業界を取り巻くあらゆる情報は、
営業・マネージャーたちから常にアップデートされる―
検具の理想のあり方を探る日々に、終わりはありません。
新たなヒントは、発注者と交わす、現場のやり取りから始まることが
多いのも事実です。
こうした積み重ねから得られたものを、怠らずに蓄積する。
検具に関する難問の解決や製造に至るスキルは、
このように徐々に高められています。
積み重ねた経験値と仮説から、
新たなKENGUの製作方法を、多角的に模索する。
検具の製作に関して、
KYOEI独自のものづくりの姿勢は、
前述のように刻々と変化・進化しています。
現在、いままでとは異なる検具に対する考え方が、
社内で構築されつつあります。
それは、検具のみを研究するのではなく、
完成品全体、ひいては社会までをも俯瞰するという
複眼思考。
環境のなかのツールとしての検具を、
近年私たちは模索しているのです。
多角的な見地からの研究は、たとえば使い勝手に優れ、
応用性に富んだ新たな検具を生み出したりもしています。
独自に培った製作技術と先進性で、
業界を強力にけん引し、さらに新たな領域をめざす。
検具に関する先進性を蓄積した知見で、
KYOEIはさらなる未来を見据えています。
それは、例えば検具やそれを取り巻く諸々な問題を解決する、
適切なアドバイスなどを行う等の、
専門コンサル業務の立ち上げです。
これは、新たな挑戦となります。
検具のエキスパートとして他をけん引することで、
この業界に地殻変動を起こす。
また、検具の新たなあり方を世界に発信することで、
検具に新たな光をあてる。
業態だけでなく、業界の変容さえ、
私たちはすでに視野に入れています。
未来形ものづくりは、すぐそこにあります。
テクニカル・イノベーション
Technical Innovation最新の技術を盛り込んだ製造機械を導入し、
製造プロセスの効率化と製品の品質改善を追求しています。
厳格、使い易さ、そしてコスト…
クリティカルな要求に応える、先進の機器群。
検具は、私たちの目にふれることのない箇所、
たとえば自動車のドア素材の鋼板に開けられた取り付け穴が
正確な位置にあるか、といったクリティカルな計測に
使用されます。
試作段階において、検具は極めて重要なデバイスです。
そして検具は、車種ごとに異なるすべての計測に、
全く異なる寸法と形状で製作されますので、
オーダーメイドと同様の個性を放ちます。
同時に工場などライン環境を考慮した使いやすさも、
要求されるのが、検具です。
これらの条件をクリアする検具を効率よく製作するには、
多元的に人の手をサポートしてくれる先進機器の導入が、
不可避でした。
私たちは、他に先駆けた先進機器の導入に積極的です。
職人でなければできない技巧の不安定さを先進性で補い、持続可能な技術として社内で共有する。
KYOEIの未来を見据えた思考の一端です。
ワールド・コミュニティ
World Community国内はもちろんのこと、アジア圏を中心とした
人と技術の交流を活性化するコミュニティを形成しています。
「アジア、さらに西へ」
地政学的なベクトルも検討し、私たちは海を渡りました。
新天地をめざしての海外展開のスタートです。
手始めに韓国、中国の他、東南アジアとの協業、業務提携などを幾度か経験し、
現地での検具に関する知識や情報の収集をはかりました。
このときの経験の積み重ねが、やがて現在へと繋がる
インド企業とのベストな関係として結実するのです。
現在では、インド企業「TARA-TOOLS(タラツール)」とのアライアンスが、
私たちの未来を明るいものにしてくれました。
人材の交互派遣や文化的交流から得られるものは多大です。
異なる思考、ものづくりの過程の違いなどをポジティブに変換し、
相互に補うことにより、かつてないアイデアや開拓市場が
次々とみえてきたのですから。